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カテゴリー:■恐怖症! 自己防衛

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恐怖症!自分防衛軍の実体は…





2011年3月11日14時46分

あなたどこで何をしていましたか?



昔の人はよく言ったもので
「地震、雷、火事、親父」
と、

4つの怖いもの
端的に言い表しています。



あの地震を体験した方は誰しもが
恐怖を感じたと思います。


しかし、その恐怖の表現は人によって
様々であったと思います。


怖くて動けない人、泣き叫ぶ人、
動揺を抑えながら周囲を気遣う人。


実はこの恐怖を感じたときに誰もが
おこる心身の変化があります。

======================

体が硬直したようになる
小刻みに震える
動悸が激しくなる

¬======================

こうした心身の変化は危険を察知し、
次の行動に移すために必要な反応なのです。


つまり生命を守るために
自動的に作動する防衛システムなのです。


そして、危険な状況に飲み込まれないためには
闘うか、逃げるか、


いずれにしろアクティブな
行動を起こさなければなりません。


この前述した身体的な反応の正体は、
体をアクテイィブにするために
脳から自律神経に送られた命令なのです。


特に緊張すると現れる症状として

===================

赤面
ふるえ
動悸
発汗
口の渇き


====================
このような身体症状が現れます。

誰しもが一度や二度は
経験したことがある
と思いますが、


本来は心理的な問題なのに
実際は具体的な身体症状が悩みの種になります。


しかし、この症状を意識しだすと緊張感を覚え、
「またあの症状が出てしまうのでは」

と思い込み、

ますます緊張を高めるという
悪循環に陥ります。



その結果、緊張を感じる場面への
苦手意識がさらに強まります。


また、不安や恐怖に始まる防衛システム
強く働きすぎるとマイナス面が出てきます。

====================

過剰防衛

必要以上に脅威を感じる

不安や恐怖を膨らませる

====================

その結果、脅威への対応行動の基本
「闘う」「逃げる」

が、

どうなるかというと

「闘う」    =劣等感を強め、他人に対して批判的になる
「逃げる」=他人の評価を受ける場面を回避する



このような心理状態や
行動になっていきます。



そして苦手な状況を回避しようとする
人の特徴として
「他人の目を気にする」

と、いう思いが強く渦巻いています。

そのため以下のような
行動パターンになります。


=====================

見透かされることを恐れる

他人の目を気にする

過剰な用心をして内にこもる

孤立してしまう


======================

こうした行動が積み重なり社会的に
十分な評価が得られず、孤立してしまう、

これが恐怖症のもたらす最大の弊害といえます。


これは「社会不安障害」とも呼ぶ病気ですが、
実は2つのタイプに分けられます。


1.苦手な状況・場面がはっきりしている


社会不安障害を抱える人で多いのは
人前で話すときや字を書くときなど
ある特定の状況のみ恐怖を感じるタイプです。

これは「限局型/非全般型」と言われます。



2.ほとんど全ての社会的場面を恐れる

他人とのかかわりが発生する状況は
ほとんど全て恐怖の対象になるタイプ。
対人接触全般に強い苦痛を覚えます。


身体症状よりも精神的な苦痛が
より大きい傾向があります。

これは「全般型/びまん型」
と言われます。




この2つのうち
「限局型/非全般型」

は、比較的治療が簡単です。


一時的に薬の助けを借りたり、
トレーニングで改善を図れます。



ただし「怖いから」「苦痛だから」
逃げ続けるというのは誤った対応です。


これは病気であるということを知り、

改善
に向けた第一歩を踏み出すことが

克服するために非常に大事なことなのです。


しかし中には自分が病気なのか、
それとも性格だから病気ではないのか、
この見極めが出来ずに悩んでいる方も多いでしょう・・・





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