忍者ブログ

ピエロ恐怖症,醜形恐怖症,対人恐怖症,秩序恐怖症,接触恐怖症,視線恐怖症,換気扇恐怖症,男性恐怖症,先端恐怖症,閉所恐怖症,高所恐怖症,会食恐怖症,広場恐怖症, 脇見恐怖症,電話恐怖症,幸せ恐怖症,人間恐怖症,暗所恐怖症・・・恐怖症はこの他、多種にわたります。とても一口では語れません。大事なのは『恐怖症の克服をあきらめないこと』この一点に尽きます。

 

カテゴリー:■恐怖症!これは性格?病気?

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

恐怖症!一口に性格といっても自分の思う性格と他人から見たときの性格




今までの過去の中で友人から、
「あなたって○○な性格ね」

と、
自覚している性格と見当違いの
正反対のことを言われたことがありませんか?


私は驚くほど何度となく経験ありますし、
時々自分本来の性格はどのようなものか
自分でも分からないときもあります。


一口に性格といっても自分の思う性格
他人から見たときの性格とは
異なることが往々にしてあります。

「これは性格だから直しようがない」

恐怖症で悩んでいる多くの人は
こう思い込んでいることが多いのです。


しかし思い込みが強すぎることもあれば
病気の可能性も、性格である可能性もあり

一言で簡単に片付けられないのが実情です。

まずそのことを理解していただき、
性格だから治療の対象にはならないと
あきらめるのは早いのです。

性格と病気
というのも
非常にあいまいなものです。



性格とはその人特有の行動パターンで、
その背景に持って生まれた気質や
育った環境などがあります。


こうした背景を変えることは
難しいでしょう。


いっぽう病気はどうでしょうか。
病状は一定ではなく揺れ動きます。

もし、
行動パターンに病気が関係しているとしたら、
治療によって病状を改善させることで行動パターン、

つまりは性格を変えることも
可能ではないでしょうか。



過剰な不安に、
「自分は生きづらさを持って生まれた性格なんだ」

と、
切り捨ててしまったら何も始まりません。

本人が大きな苦痛を抱えている以上は
何らかの対応は必要なのです。


実際に最近のアメリカの研究では
一生の間に社会不安障害にかかる人の割合は
0,5~16%と報告されています。

まだ歴史の浅い分野なのでデータの幅はありますが、
意外に多いことがわかるでしょう。

自分だけが異常と思っているかもしれませんが、
似たような悩みを持つ人はたくさんいるのです。


そこで治療の必要があるかどうか
簡単に診断できるものがあります。


日本の最高学府・東京大学で研究された
「東大式社会不安障害評価尺度」

という、自己診断です。
以下に紹介します。

=======================
● 第1部 恐怖(F)/回避(A)

下記の質問に対し、恐怖の程度と回避の頻度を
それぞれ点数をつけてください

(恐怖の程度)
0=ない 1=軽度 2=中程度

3=高度 4=非常に高度

(回避の頻度)
0=ない 1=稀に 2=時々 

3=しばしば 4=いつも

(質問事項)

1.多くの人前で話す
2.目上の人と話す
3.見知らぬ人に話しかける
4.他人の視線を浴びる
5.人にしかられる
6.人前で字や絵を描いたり演奏する
7、他人と飲み食いする
8.電話に出る
9.クラス会など社交的な集まりに出る

● 第2部 身体的反応(P)
0=ない 1=軽度 2=中程度 

3=高度 4=非常に高度

(質問事項)

1.赤面または顔面蒼白になる
2.動悸
3.発汗
4.筋肉のこわばり、力み
5.吐き気、腹部不快感
6.口の渇き
7、息苦しい
8.尿が近い、尿が出ない
9.頭が真っ白になる、めまい


● 第3部 日常生活での支障度(D)


A.日常生活にほとんど支障ない(0点)
B.日常生活に多少支障ある(10点)
C.日常生活にかなり支障ある(20点)
D.日常生活にたいへん支障ある(30点)


●総合評点
F=  /36 A=  /36
P=  /40 D=  /30

合計= /142

========================
この結果40~60点であれば
治療を考えてもいいレベル、

60点以上であれば治療を
始めてもいいレベルの目安になります。


もし、治療の必要があるレベル
結果がでた場合、病院へ行って治療の相談を
受けることをお勧めいたします。


ここでは私が実際に取り組んできた
一般的に知られている治療方法を・・・













拍手[0回]

PR